体の奥深くに秘められた「第3のリズム」を探す

フィジカル・ミステリー・ツアーへご招待


もし、あなたが目を閉じて静かになり、体に意識を集中して、さらに静かになり、さらに繊細になっていくと、体の奥深くに、心臓の鼓動でもなく、呼吸でもない、第3のリズムがあることに気がつくことでしょう。いまだ現代医学でも解明し切れていないこの神秘のリズムは、ディープヒーリングに大きな関わりを持っています。そして、この神秘のリズムと一体化するとその奥に、神聖な光が見えてきます・・・さあ、あなたもこの神秘のリズムを自分自身で体験するツアーに出かけましょう。

《このツアーに参加されるかたに、ひとつだけご注意しておきたいことがあります。それはいわゆる「かぶる」ということについてです。これは他人のエナジーが自分の中に入ってきて違和感を覚えるというものですが、通常は手で体を払ったり、シャワーを浴びたりすればもとに戻ります。ただ、ひどい場合には寝込むほどきつい場合もあります。このツアーは体のいちばん深い層まで(もちろん、途中でリタイアしなければの話ですが)入っていきますので気をつけてください。自信のないかたは、このツアーガイドを読むだけにして、雰囲気を感じてください。ま、かぶるのも、見方によっては自分の中の何かを気づかせてくれるすばらしい体験ではありますが・・・》


ただ純粋に感じること

このフィジカル・ミステリー・ツアーでは、旅行目的地をあなた自身で用意してもらうことになっています。当ツアーの旅行地はもちろん、人間です。
誰か相手になってくれる人を捜しましょう。恋人でもいいですし、家族でも、友人でもかまいません。赤の他人でも、あなたの前で横になって目を閉じる勇気のある人であれば問題ありません。
相手が見つかりましたか?
それでは出発しましょう。
この旅は身体のいちばん外側から、徐々に深い層へと入っていきます。あなたに必要なことは、ただ「感じる」ことだけです。

まず相手の人に仰向けになって寝てもらってください。あなたはその相手の胸のあたりに座ります。そして、手のひらをこするなり、指の屈伸運動をするなり、あなたの好きなやり方で、手を活性化しましょう。
そうです。さまになっています。
準備ができたら、おもむろに横になっている相手の胸の上部に、そーっと手のひらを当てます。そして、目を閉じて何が感じられるか集中してみましょう。
さて、まず最初に何が感じられますか?

えっ? 愛が感じられる?
すばらしい! あなたはもう立派なヒーラーになる資格があります。しかし、ここではハートや感情はちょっと置いて、フィジカルな面で感じ取ってください。
今度はセクシュアリティを感じる? 
ううむ。それもすばらしいことですが、ここではマインドも静かにしてもらって、ただただ手のひらの感覚に集中してください。
えっ? 小刻みに震えているのを感じる?
もちろん、それもあります。でも最初に感じたものではないはずです。
それでは、一度手を離して、ふたたび胸の上に手をおきましょう。
どうですか? まず何が感じられますか?

そうです。相手が着ている衣服の布地の感触があるはずです。これが本当の感覚です。「いま私は相手の体に触れている」とい頭の中にある「考え」に邪魔されていない純粋な感覚です。
「ただ感じる」とはこのことなんです。今回のツアーの大切なポイントですので、心に留めておいてください。

さあて、今度はこの布地の感触を感じて、感じて、感じてください。目は閉じたままです。すると、どうでしょう。気がつきましたか? 不思議なことが起こったはずです。
そう、布が消えてしまうのです。
えっ? 消えてない?それではもう1回。口元をゆるめて大きく呼吸してリラックスしましょう。そしてまた、目を閉じて、手のひらの感覚だけに集中してください。
頭の中にある、記憶は無視してください。今、感じているものに集中して・・・

そーら、消えたでしょ。もう布地は感じられずに、その奥の体やその暖かみ、生き生きとしたエナジーが感じられてきました。
外側の目で見える世界から一歩内側の世界へと入ったのです。簡単ですね。
しばらくこの感覚を楽しんだ後、ゆっくりと手をはなして、ひと息つきましょう。水でも飲んで布が消えた先ほどの不思議を思い出してみるのもいいでしょう。マインドがいかに私たちの感覚を歪めているかを再確認するのもいいでしょう。
トータルに受け入れて感じていると、それが消えてしまう・・・ この法則は、ボディの深いレベルへと入っていくたびに応用していきますので、納得がいくまで確認してください。


フィジカル・ボディのレベル

それではまた、第3のリズム探しにもどりましょう。
先ほどと同じようにして、布地の奥が感じられるまでを繰り返します。今度はずっと簡単にできたはずです。でしょ?
次は相手の体の中の動きに集中して手のひらで感じるようにします。もちろん目は閉じていてください。次第次第に様々な動きが感じられるようになってきます。そして、ぼんやりしていたものがやがてはっきりとしてきます。
何がいちばん強く感じられますか?

そうです。鼓動です。
何? これほど強力な動きが感じられない人がいる? 
そうですか。でも心配はいりません。そういう人は、手のひらをそーっと、左胸のほうに移動させてください。そうです、心臓の近くにです。それでも感じられない場合は、相手が死んでいる可能性があるので、確認しましょう。

感じられたら、また手を胸の中央に戻します。心臓のそばに比べると10分の1くらいの強さですが、同じリズムでの動きが今度ははっきりと感じられるはずです。
さらに、血管の脈動と同時に心臓そのものの動きが全身に響き渡っている振動を感じ分けられるかも知れません。
この鼓動にチューニングを合わせて、感じてください。躍動する筋肉、生命を維持するために無言で働き続ける内臓器官の感じがつたわってきませんか? 
この心臓の鼓動に生命の力強さに対する感動や、普段は自分の知らないところでいのちを維持し続けてくれていることに感謝の気持ちがわいたりもします。
こうして心臓のリズムにチューニングしているとき、あなたは相手のからだのいちばん物質的な領域、フィジカルボディ、つまり肉体のレベルに同調しています。

さらに深く感じていくと、ひとつひとつの鼓動の強さや形などが感じ取られるようになってきます。敏感な人は、そのパターンから相手が元気であるかどうか、どこか体に調子が悪いところがあるかどうかを感じ取れるかも知れません。
インドの伝統的な医学であるアーユルベーダの医者は手首の脈を診て、すべての病気を診断します。

さて、このレベルはこのくらいにして、もう少し深い領域、もう一段繊細な領域へと向かいましょう。

メンタル・ボディのレベル

次に感じてもらうのはもちろん呼吸のリズムですが、その前に自分の状態をちょっと点検してみましょう。
手のひらに集中していた意識を戻して、自分の体全体を感じてみてください。どうです?緊張しているのが分かりますか? 
さあ、大きく息を吐いて全身の力を抜きましょう。相手の胸に置いた手はそのままです。そして、肩や肘なども力が入っていないかチェックしましょう。
次に相手の顔を見てみましょう。リラックスしていますか?
えっ? 真っ赤な顔をしている?
それはあなたが手のひらに体重をかけているので、息ができなくなっているのです。すぐに体重を自分のほうに戻してください。これは拷問でなくヒーリングです。

また目を閉じて手のひらの感覚に集中します。手のひらの重みをもっと軽くしてください。もっとです。そうです、もっと、もっと軽くしてください。
もう感じられましたね。そうです、呼吸を大きな動きですからすぐに分かります。
しばらくこの呼吸のリズムにチューニングしましょう。ゆったりとした呼吸、早いリズムの呼吸、大きな呼吸、深い呼吸・・・いろんなことが感じられてきますね。
もっとあなたがその呼吸に入っていくと、呼吸の動きがどんどん大きく感じられるようになってきます。そうして息を吸うときは果てしなく体が膨らんでいくように感じられるようになります。
集中していくと、ひと呼吸の間に、さらに細かい動きがあるのが感じられるようになってきます、途中で少し止まるようなところがあったり、力強い動きをするところがあったり、逆に消え入るように弱くなったり・・・

さらに呼吸と呼吸の間に静止するわずかなギャップが感じられ、それにチューニングしていると、どこか別の世界に吸い込まれていくように感じるかも知れません。吸い込まれても構いませんよ。それはこの旅のオプショナルツアーです。タダですので、ついでにこの異次元世界を覗いてもいいでしょう。きっといい体験になるはずです。

呼吸のリズムの中、こんなところ異次元世界への入口が隠されているなんて、SF作家も知らないんじゃないでしょうか? もっとも、この世界、小説に書いたとしてもたった1行で終わってしまいます。「ここには何もない・・・」

さてさて、呼吸の動きに戻りましょう。
呼吸の動きにしっかりチューニングすると、敏感な人はそこでボディが何か語りかけてくるのを聞くことができるかも知れません。期待や不安、喜びや悲しみ、その他いろいろです。もっと具体的なこと、たとえば、どんなことを考えているのか、昨日どんなことがあったのかといったことまで感じ取れる人がいるかもしれません。
そうです、今、わたしたちは「肉体」のレベルを超えて、より深い領域に入ってきたのです。思考や感情といった精神活動のレベルです。メンタルボディ、エモーショナルボディと言われています。
おーっと、そうそう、慣れないうちは、あまりここに長居しないほうがいいかもしれません。思考や感情に巻き込まれて、いわゆる「かぶる」という目に遭うかとが多いところなのです。
もうこの辺でいいでしょう。
ここまではあなたにもなじみ深いレベルですね。フィジカルボディ、メンタルボディ、そしてエモーショナルボディ。生まれてこのかた、いやというほど感じてきた「自分」ですね。次へと参りましょう。
この先がいよいよ第3のリズムのレベル、体の中の神秘の領域です。いよいよです!


「神秘」のリズム

次のボディレベルへ行く前に、まずは一休みしましょう。ゆっくりと時間をかけて手を相手の体から離します。そうです。
どうですか? 飽きちゃいましたか? 飽きた人は相手と交代するか、ブラウザの「戻る」ボタンを押すかしてください。
そうでないあなたは、ちょっと今いる部屋を見渡してください。これから入って行くところはとても繊細なところです。部屋の雰囲気をそれに合わせた方が入りやすくなります。もし蛍光灯がコウコウと光っているようでしたら、もっと穏やかな明かりにして、お香やセイジ、アロマオイルなどで部屋の浄化をしましょう。そして瞑想的な音楽があれば申し分なしです。相手に横になってもらう場所もマットなどを引きましょう。
そうです。かなりいい雰囲気です。
この際ですから、次のレベルに行く前に、短い瞑想か、祈りをしておきましょう。

準備はいいですか? それでは再びはじめましょう。
第3のリズムは呼吸のリズムに比べて100分の1ぐらい微細な動きです。繊細さと集中力が必要です。しかも力を入れてはいけません。集中していながらリラックスすることがポイントです。リラックスして集中する、これは人生にも瞑想にも役立ちますから、この際、練習のつもりでチャレンジしましょう。

それでは、先ほどと同じように相手の胸の上部に手をやさしく置いてください。そっと、そっと・・・・。そうです。そして目を閉じて、感じましょう。
そして呼吸のリズムを感じてそのなかに入っていきます。胸に置いた手は、手首、肘、肩まで完全に力を抜きます。
そうです。いい感じです。そうして呼吸の動きにチューニングしてその動きにこちらの手をゆだねてしましましょう。
そして、待ちます。待って、待って、待ちます。
ボディの奥深くにコンタクトするにはこの「待つ」ということが大切です。
呼吸の動きに合わせていると、しだいにその動きが消えていきます。相手の呼吸が止まったのではないので心配いりません。完全に呼吸と手がシンクロしてきたのです。
そうすると呼吸の動きに隠されていた小さな振動や動きが感じられるようになってきます。
目の前を時速200キロで走る新幹線の中にいる人が読んでいる本は読めませんが、一緒に乗っていれば読むことができるのと一緒です。呼吸の動きに合わせていけば、そこに隠されていたものがみえてくるのです。

どうですか? 感じていますか?
それはどんな感じでしょう?
ドックドックといった感じで手のひら全体に響いてくる?
それは先ほどの心臓の鼓動です。
えっ? ピクピクするものを感じる?
それは、手のひらの下にある血管の脈です。それも違います。
小刻みに震えているのを感じる?
それはいろんな可能性が考えられますが、おそらくあなたのエナジーに相手の胸部の筋肉が反応しているのです。これもヒーリングのひとつですが、今探しているものではありません。

もっとリラックスしましょう。あなたはちょっと意識の焦点を絞りすぎています。手のひらに集中したまま、意識を全体に広げます。そうです、そうです。ちょっとしたコツさえつかめば簡単ですね。言ってみれば、能動的に集中するのではなく、受動的に集中するって感じですね。
さあぁ、この状態で辛抱強く待ちましょう。といっても何年も待つ必要はありません、ほんの10秒か20秒くらいです。
待っているうちに、ほら、ほら、手のひら全体がゆっくりと、引かれるように動いていくのが感じられてきました。それです、その動きです。カタツムリが這うように、ゆっくりゆっくりと、ひとつの方向に動いていきます。あるいは回転するような動きかも知れません。

そのまま、そのまま・・・。力を加えずにそのまま動きについていってください。力を加えると止まってしまいます。手のひら全体の重さをティッシュペーパー1枚ぐらいの重さにしてついていきます。
そして、あるところまで行くと、今度は同じコースで戻りはじめます。それにも逆らわずについていきましょう。そして、またある地点に来ると逆方向に戻りはじめます。
そうです。ついにあなたは見つけました。これが第3のリズムです。ゆったりした呼吸よりもまだゆっくりしたリズムです。人によって違いがありますが、だいたい1分間に6回くらいの周期です。

えっ? そちらのひとは、まだ感じられない? 
そうですか、やっぱり・・・。そうなんです。このリズムを感じとるのに最初は苦労するかも知れません。実は経験を積んだボディワーカーでもこの繊細な動きを感知するのはなかなか難しいのです。

安心してください。そういうあなたのためにとっておきの場所を教えましょう。
そーっと胸から手を離して、今度は相手の足のほうへ移動してください。足の先で縦に並んで相手のほうを向いて座ります。そうして、両手でやさしく相手の足首を下から包むように握ってください。
やさしく、やさしく・・・。そうして目を閉じて感じてください。
両方の足が、かかとを支点にして、扇が開いたり閉じたりするように動いています。ほんのかすかな動きです。動きの幅はつま先で数ミリというところです。それが10秒くらいかけて動いていきます。ここが体の中で、いちばん第3のリズムが分かりやすいところです。
感じられましたか? 感じられたら、また胸のほうに戻ってください。そうして先ほど同じように、ティッシュペーパー1枚の重さで手を置いてください。今度は、もっとわかりやすいはずです。そうです。それです。もう見つけましたね。
さああ、そのまま第3のリズムの動きに合わせていきましょう。最初は何か発見した喜びや不思議さで興奮しているかもしれませんね。しかし、次第次第になにやら安らかな気分になってくるのに気がつくかも知れません。

そおっと目を開けて、相手の顔を見てみましょう。とても安らかな表情ですね。これまで見たことがないほどリラックスしているのが分かるでしょ。
そうなんです、この第3のリズムにチューニングしているだけで、相手はヒーリング状態になっているのです。そして、それはあなたにも起きています。

さあ、もう一度目を閉じて、その世界に戻りましょう。そして、好きなだけそこにいてください。
もしかすると、途中で第3のリズムの動きが自然に止まるかも知れません。
大丈夫です。何分かすれば再び動き出します。手のひらはその間ははなさないようにして、ただ待っていてください。さらに大きなヒーリングが起きています。きっと相手に何かいいことが起きています。あなた自身もさらに深い安らぎの世界に入っているはずです。


クラニオセイクラム・パルス

ここでちょっと第3のリズムについて説明しましょう。
このリズムは、クラニオセイクラル・パルスとも呼ばれています。クラニオセイクラルとは、クラニアル(頭蓋)とセイクラム(仙骨)を合わせた言葉で、日本語で言えば「頭蓋仙骨系」となります。脳と脊髄をひとつの袋のように包み込んでいる硬膜をはじめとする3層の膜や、そこに満たされている脳脊髄液。頭蓋骨の中から、脊椎を通って仙骨に至るこのシステムのこといいます。このシステム全体が先ほどのリズムでゆっくり動いているのです。しかし、最新医学の世界でもまだ、なぜ動いているのか、どういう仕組みで動いているのかははっきりとは分かっていません。
このクラニオセイクラル・パルスは1970年代にアメリカの外科医アプレジャー博士によって発見されましたが、それ以前も、頭蓋仙骨系との関連は分からないままに、この動きを利用したセラピーがオステオパシー(手業を使う医療)の世界で使われていました。またこのリズム自体は、昔から瞑想家などには知られていたようです。かってオショーも、深い瞑想に入って静かになると、心臓のリズムでもない、呼吸のリズムでもない、第3のリズムに気がつくだろう、と言っています。
アプレジャー博士はその発見をもとに、それまで分からないまま効果があるということだけで使われていた手業など体系づけ、臨床研究を重ねて新しいセラピーを作り出しました。それがクラニオセイクラル・セラピーです。
このセラピーの治療効果はすばらしく、肉体的な面だけでなく、精神的な治療にもめざましいものがあります。たとえば、アプレジャー博士が自閉症の子供たちに施術したところ、その90パーセント以上が治ったといいます。
アメリカでは現在、医者がこの手業を学んで治療に応用しています。何しろ薬も使わず手術もしないで治してしまうのですから、注目されないはずがありません。しかし、日本では残念ながら医学界にこの療法が認められるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

えっ? 固い話はもういい?
そうですね。分かりました。ただ、あなたが感じているその動きは、数千年の歴史を持つインドや中国の医術でも知られていなかった、つい最近の大発見であることを知ってほしかったのです。あなたはそれを今、手のひらでじかに感じているのです。
そうそう、もうひとつだけ、知っていてほしいことがあります。心臓の鼓動や呼吸は、身体の運動や感情などで大きくなったり、早くなったりしますね。ところがこの第3のリズムはそういったものにはまったく影響されずに、常に一定の周期で動いています。つまり、肉体、思考、感情を超越したリズムなのです。
どうです? すごいでしょ?

それではまた、神秘の旅に戻りましょう。
手のひらの感覚に再び集中しましょう。
力をギリギリまで抜くようにしてください。軽く、軽く・・・。そして第3のリズムに動きを邪魔しないようにして乗っていきます。この動きに対してワークするのがディープヒーリングやクラニオセイクラムセラピーです。それをするためにはトレーニングを受ける必要があります。今はただただ、動きに合わせてついていきます。
そうです、いいですよー。さらに深く感じていきます。生まれてこのかた、これほど繊細になったことはないというほど繊細になっていってください。そして、さらに感じていきます。
そうすると、どうでしょう、さらに小さな動きが感じられるようになってきましたね。第3のリズムのひとつのストロークの動きは一直線の単調な動きではなく、少し右に行ったり左に行ったり、途中で少し止まってみたり、ぎくしゃくと動いたりしています。
このとても小さな動きに合わせて手もついていきましょう。あせらず、また動きを予測して手に力を入れたりせずにただただ、ついて行きます。
その動きにどんどんチューニングしていくと、あなたはもしかすると、「もっと拡がりたい」とか、「もっとやすらぎたい」といったような根元的な叫びのようなものを聞くかも知れません。あるいは、今まで思っていたのとはまったく違うその人の本質のようなものを感じ取るかも知れません。
あなたは、もうボディのいちばん深いところのすぐそばまで入ってきています。


エナジーレベルでひとつになる

さらに深く入っていて、手に集中します。待ちましょう。待ちましょう。そうです待って、待って、待ちましょう。
ほら、来ました。手のひらに、今までは違うものが感じられます。ちくちく刺さるような感じであったり、熱いお湯が噴き出してきているようだったり・・・。今までの物理的な感触とはまったく違うものです。そうです。エナジーです。それも強力な・・・。
相手のエナジーがどんどんあなたに入ってきます。それと同時に、あなたのエナジーが相手に入っていきます。
あなたはもうエナジーボディの領域に来ました。そうして相手とエナジー的につながったのです。
さあ、エナジーが入ってくるの許しましょう。どんどん開いて行きます。あなたにも相手にもすばらしいヒーリングが起きています。
あなたは汗ばんでくるかも知れません。そうですエナジーがすごい勢いで流れているのです。もう相手のエナジーを感じるというレベルではありません。すっぽりその中に入っているのです。
そのダイナミックなエナジーの動きを充分に感じてください。とても深いところで浄化されているように感じたり、弱かったところがエナジーチャージされていくのが分かるかも知れません。
さて、充分時間をとったところで、さらに先にすすみましょう。
そのままの状態で、また、手のひらに集中してください。

どうです? どんな感じがしますか?
先ほどは違う感じがしませんか?
そうです。境界がなくなっています。でしょ?
よーく、感じてください。もう、どこまでが自分の手か、どこからが相手の体なのか分からなくなっています。頭の中にある「自分の手」というイメージではなく、直接感じられるものを見てください。
そうです。もうあなたの手と相手のボディは完全にひとつになったのです。
次にあなたの手の先のほうを感じてください。
どうなってます? もう分かりますね? 不思議ですね?
相手の体が、まるで自分の手のように感じられますね。
この感じをゆっくりと拡げていきましょう。そうすると、まるで霧が晴れていくように、相手の体の感覚がはっきりと見えてきます。
もうこうなれば、相手の体を自分の体として感じられますね。
不思議ですねえ。もう、神秘! 奇跡! って感じですね。
実際に、この領域でのヒーリングでは、宇宙を体験したり、高次の存在との一体感を体験したり、前世を体験したりします。
しばらく相手の体のいろんなところを感じてみましょう。自分の体を感じるようにはっきりとわかるでしょう。
何? 固い感じがするところがある?
ああ、それはブロックと呼ばれているところです。詰まったような感じがしたり、暗いかげりのように感じたりします。そこをもっと感じていてください。感じているだけで、エナジーが集中します。しばらくすると、ゆっくりと溶けはじめますね。そうです。すばらしい! 感じるだけでヒーリングが起きています。
さて、さて、このレベルはこのくらいにしましょう。
これまで見てきたレベル、フィジカルボディにはじまって、メンタルボディ、エモーショナルボディそしてエナジーといったものはそれぞれ密接に関係しています。そのため、フィジカルなレベルから働きかけることができます。つまり「手」を使ってヒーリングを起こすことができます。
しかし、これから向かうレベルは、フィジカルなボディをはるかに超えています。文字どおり、手の届かないところにあります。届くのは、「祈り」のみです。そして、そこが私がご案内できる最終地点となります。


ボディを超えて「光」へ

それでは参りましょう。
先ほど、相手の体を自分の体として感じていた状態から、少し意識を拡げてください。そうです、そんな感じです。そうすると、ひとつになった自分とそれを感じている自分という、ちょっと変ですが、2重の自分に気がつきます。それでいいのです。ここが次のレベルへの出発地点です。
さあ、それではと・・・、感じている自分を後方に置き去りして、「ひとつ」の中に入っていきましょう。
どうですか? えっ、一歩も動けない?
そうですか、でも難しいのは最初の一歩だけです。一歩踏み出せばあとは簡単です。
ちょっと乱暴ですがこうやってみてください。とにかく「自分」というものを何でもかんでも投げ出して、「ひとつ」の中に飛び込んでください。
おっ、そうです。できましたね。そうしたら、後はどんどん深く入っていってください。
どんどん手放して、どんどん落ちていきます。さらに、さらに深く・・・・
おお、見えてきました。それです! はじめはかすかですが、次第にはっきりしてきます。
白い光。
清らかで、静かな輝き・・・
相手の人の中にあるこの光、それが「その人そのもの」であるという確信のようなものがあなたの中にわいてきていませんか?
美しく、やすらかで、そして神聖な・・・、ああ、もう言葉で説明するのはやめましょう。あなた自身で感じてください。


私のガイドはここでおしまいです。
あなたは、この光とともに、居たいだけここに居てください。
それでは、
私はここで消えます・・・

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